値決めに覚悟を
「安ければよいという議論はないのである。廉売主義にも合理性がなければならぬ。商売が大衆に支持されるのは、売値の安いということばかりではないのである」 拙著『店は客のためにあり店員とともに栄え店主とともに滅び …
「安ければよいという議論はないのである。廉売主義にも合理性がなければならぬ。商売が大衆に支持されるのは、売値の安いということばかりではないのである」 拙著『店は客のためにあり店員とともに栄え店主とともに滅び …
世界初のレジスターは、1878年(明治11年)にアメリカのレストラン経営者、ジェームズ・リティによって発明されました。その動機は従業員による内引き防止。彼の店は繁盛していたにもかかわらず、なぜか利益が少なかったことからレ …
昭和26年(1951年)。拙著『店は客のためにあり店員とともに栄え店主とともに滅びる』の主人公、倉本長治とってこの年は人生のターニングポイントでした。いわれのない公職追放がようやく解除となり、盟友たちが倉本のためにつくっ …
マーケティングは顧客からスタートする。顧客の現実、欲求、価値からスタートする。「我々の製品やサービスにできることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、求めている満足はこれである」でなければならない。 …
「事業は人なりというが、この店をみると、その経営者のようにじつにみごとなのである」 日本商人の父、倉本長治にこう言わしめたのは、北海道を代表する菓子店の一つ「六花亭」創業者の小田豊四郎でした。倉本は「この店 …
ふたたび、みたびの値上げです。 企業信用情報調査会社、帝国データバンクの調べによると、主要な食品メーカー195社における、家庭用を中心とした4月の飲食料品値上げは2806品目を数えます。また、値上げ1回あた …
米経済誌「フォーチュン」の名物企画と言えば「最も働きがいのある会社」。2023年9月に発表された直近のランキングで、並みいる大手企業に伍して4位にランクインするのが、地域密着スーパーマーケット「ウェグマンズ(Wegman …
「顧客や社会と共に価値を創造し、その価値を広く浸透させることによって、ステークホルダーとの関係性を醸成し、より豊かで持続可能な社会を実現するための構想でありプロセスである」 2024年1月、日本マーケティン …
本当の友だちとは 反省したり改善したり 正しく生きるときに 最も大切な存在です 「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を練とす」とは、戦国から江戸初期の剣豪、宮本武蔵の兵法書「五輪の書」の一文です。「千鍛万練」と …
流して通す流通業か 小さく売る小売業か お客様の視点に立てば やるべきは後者である 小売業と流通業、似たような言葉ですが、意味するところは異なります。その二つをあいまいに使うと、私たちは進むべき道を誤るでし …