
縁起観と商い
2022年8月9日
これが存在すれば、あれも存在する
これが生ずれば、あれも生ずる
これが存在しなければ、あれも存在しない
これが滅すれば、あれも滅する
この世のすべての事象には原因と結果があり、すべての存在はそれぞれ相互に関わっているとする「縁起観」という仏教思想です。私は熱心な仏教徒ではありませんから詳しい解釈はわかりませんが、近年の社会情勢を追うたびにこの思想に思い当たります。中長期ではSDGsであり、直近ではコロナ禍です。
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でより良い世界を目指す国際目標。17のゴールと169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない」ことを誓っています。
「縁起観」を持ち出すまでもなく、企業活動もこれと無縁ではありません。貧困、飢餓、保健、教育など17のゴール(達成目標)を見るだけでも、自らの商いとの深い関連性を思い、ゴールを目指す営みに取り組むとき、お客様という生活者はあなたの店や企業に共感を持ち、応援してくれるでしょう。
どんなに小さな商いでも決して無縁ではありません。
【今日の商う言葉】
商人とお客様とが人として
あたたかいものを与えあおうと
誠実を尽くす
その営みを商いという
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笹井清範|商い未来研究所

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当研究所は、お客様を愛し、お客様に愛され、明るい未来を創造しようと努めるあらゆる商人の応援団です。「商業界」編集長として向き合った4000人超の商人から学んだ「選ばれ続ける店のあり方とやり方」を講演や研修、執筆を通じてお伝えしています。