商魂という言葉
「商魂」という言葉があります。辞書によると、「商売をうまくやって、儲けようとする気構え」とあります。「商魂たくましい」などと使われ、どこかに利己的で、侮蔑的なニュアンスがあります。 商売を卑しい行いと見なし …
「商魂」という言葉があります。辞書によると、「商売をうまくやって、儲けようとする気構え」とあります。「商魂たくましい」などと使われ、どこかに利己的で、侮蔑的なニュアンスがあります。 商売を卑しい行いと見なし …
「変わり者」と言われた商人がいます。熊本県菊池市で米づくりに取り組み、地元の自然栽培農産物やそれらを原料としたオリジナル商品を手掛ける渡辺義文さんは「自分が変わっているのではなくて、世の中のほうがおかしい。これまで経済効 …
手札サイズに切られた段ボールの紙片には、細かい字で何か綴られています。それが彼女の寝床の脇には、いつもたくさん置かれていたそうです。記されているのは、数々のお惣菜のレシピや調理方法やプロセスのアイデアと反省。中には、お弁 …
手許に一冊の古い本があります。タイトルは『キゝメのあるチラシの書き方』。商業界草創期の指導者の一人、新保民八によるものです。 「愛と真実」の商業指導者、新保民八は“広告の人”でもありました。花王石鹸の常務を …
正直さとは、言葉を行動に合わせること。誠実さとは、行動を言葉に合わせること。この二つは、何か迷ったときに自らの指針にしている言葉です。 正直とは、やっていることを表現するとき、言葉を行動に一致させることを言 …
今日は少し観念的なお話になりますが、ご容赦ください。 商売は現実の営みですが、現実だけでは本当の商売は成り立ちません。理念のないところに本当の商売は成り立たない――いつの時代にあってもこの真理は変わりません …
先日、ある飲食店でいただいたキューバサンドイッチ。細長いロールパンに中身はハムとローストポーク、ピクルス、チーズを挟んで焼いて、仕上げにバターを塗ってつくるマイアミのソウルフードの一つです。 食べながら思い …
洋菓子店がしのぎを削る激戦地、阪神間で絶大な人気を誇る「ケーキハウス ツマガリ」。阪急甲陽線甲陽園駅から徒歩2分。朝8時30分から開店する半地下の小さな店は、平日の朝でも客足が絶えません。店の3分の1が生菓子の工房で、シ …
お客様への接客時、それぞれが話している時間を意識してください。あなたが説得しようと話しているほうが多いでしょうか。それとも、お客様が納得しようとして質問するほうが長いでしょうか。 「説得」とは、相手に得を説 …
専門店とひと口にいっても、実際にはいろいろあります。製造小売、サービス小売、仕入小売という分け方が考えられますし、仕入れもメーカーなどからそのままお客様に販売する店と、小分け作業や加工して販売する店とはまったく違います。 …