変化を恐れぬ心
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」という、日本三大随筆の一つ、鴨長明の『方丈記』の書 …
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし。世の中にある人とすみかと、またかくのごとし」という、日本三大随筆の一つ、鴨長明の『方丈記』の書 …
「悔いのない人生を送りたい。だから、本物の商売がしたいんだ」と、夫が語りかけると、妻は躊躇なくこたえました。「すてきですね、一緒にやらせてください」。 人口4000人の過疎のまちの小さなスーパー「主婦の店さ …
商売は儲けるためにするのでしょうか? 儲け仕事をしたいなら、株でも金貸しでもしたほうが気が利いています。毎日朝から晩まで忙しく商売なんかしないほうがいい。 商売は仕入先、卸先のためにするのでしょうか? 自分 …
ある本を探そうと、子ども部屋の本棚を目で追っていると、少しくたくたになった一冊がすぐに見つかりました。A4変型判、1400ページほどで3キロ近いその本は、およそ20年前、長男の小学校進学祝いとして、ある人物から贈られた大 …
「愛とはお互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」とは、『星の王子さま』で知られるフランスの作家、サン=テグジュペリの言葉です。今日は、手を取りあい共に同じ方向をめざして商いに打ち込んだ、ある夫 …
〈お客様は単に「安さ」を求めているのではありません。多くの商人が安さばかりをうたい、ほかの価値を示さないから、お客様は価格で判断せざるを得ないのです。〉 〈「価値あるものなら、必ずお客様に受け入れられる。もし受け入れられ …
石川県金沢市の「芝寿し」は、持ち帰り寿司・弁当の製造販売を行う地元きっての名店。1958年創業以来、地域の生活者の信頼を得ながら北陸三県でのれんを育ててきました。 代表商品は、2枚の笹で押し寿司を包んだ「笹 …
修練を積んだ書家が一本の線を書きます。 すると、そこに美が宿ります。同じ毛筆を使って一本の線を書くことは誰にもできるのに、なぜ何万人もの人は、優れた書家と同じ美しい生きた線を引くことができないのでしょうか。 …
「わざわざ商品評論誌や消費者雑誌を買って読む人よりは、カタログを手にとる人のほうが圧倒的に多いのだから、カタログという“小売店”がジャーナリズム化していけば、消費者への問題提起力はとても大きい。商品を是々非々で批評・批判 …
従来のマーケティング4Pに代わって、新しい4Pが重要になる——これが拙著『売れる人がやっているたった四つの法則』でお伝えしたことでした。 従来の4Pとは1960年代に米国のマーケティング学者、エドモンド・マ …