道は一刻一刻
私の敬愛する商業経営思想家、倉本長治は「昭和の石田梅岩」と呼ばれた男でした。江戸時代、士農工商という当時の身分制度下にあって、梅岩は商いの道を説きました。その意義とあるべき理念を唱えた梅岩は後世の職業倫理に大きな影響をも …
私の敬愛する商業経営思想家、倉本長治は「昭和の石田梅岩」と呼ばれた男でした。江戸時代、士農工商という当時の身分制度下にあって、梅岩は商いの道を説きました。その意義とあるべき理念を唱えた梅岩は後世の職業倫理に大きな影響をも …
ラブレターと広告の違いは何でしょうか? 後者が同時に多数に求愛する必要上、印刷したり放送したりするだけです。つまり、その本質はどちらも相手をおもいやる「愛」にあります。良い広告とは、相手を想う気持ちの在り方においてラブレ …
「本当の商人には文化性があるべきだと思う」と語った商業界創立者、倉本長治は、商売を金儲けの方便とは見ていませんでした。生活や文化を豊かな楽しいものとするために行う聖なる営みと説いていました。 お客様に、楽し …
私たちの暮らす社会はいつの時代も、人間社会ならではの問題を抱えてきました。けれども、そのときどきの「誰か」が提示した解決策によって乗り越えてきました。私たちは、「誰か」のおかげで、今を幸せに生きることができます。商人の務 …
こまかい秋雨が落ち葉を濡らし、急に涼しくなった日の日没前。自宅に戻ると、郵便受けに一葉の絵はがきが入っていました。送り主は、長く仕事をご一緒させていただいているコンサルタントの方でした。絵はがきの絵は、「暮しの手帖」初代 …
ある冬の思い出です。 久しぶりに帰った実家の近く、普段はあまり通らない道を散歩していると、その店に出会いました。あたたかいコーヒーでも飲んで体をあたためようと、あまり期待もせずに入りました。 …
親しい友から送られてきた一枚の写真があります。 それは、けっして上手ではないけれど、どこか人懐っこい筆跡で書かれた手紙でした。日付は昭和10年(1935年)6月14日。当時は世界恐慌を契機に、戦争に向けて進 …
1.他店で売れているから 2.仕入先から奨められたから 3.売れそうだから あなたの商品・サービスの品揃えと開発の基準はどれでしょうか。確かにこうした3つの理由で品揃えすれば、目先の売上げは立つかもしれませ …
「本当の商人には文化性があるべきだと思う」 商業界創立者、倉本長治は商売を金儲けの方便とは見ていませんでした。商売は、世の中の人々に役立つためにしているのであり、人間の生活や文化を豊かな楽しいものとするため …
今、無印良品では生鮮三品を取り扱う店づくりにチャレンジしています。店によっては既存のスーパーマーケット企業と提携し、別の店では自前での売り場づくりにチャレンジしています。 「なんでMUJIがスーパーをやるの …