笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

私たちの暮らす社会はいつの時代も、人間社会ならではの問題を抱えてきました。けれども、そのときどきの「誰か」が提示した解決策によって乗り越えてきました。私たちは、「誰か」のおかげで、今を幸せに生きることができます。商人の務めとは、その「誰か」になろうとする営みの中にあります。

 

「利他の歩みこそより大きな自己実現への道」とは、チョーク製造会社、日本理化学工業の故・大山泰弘会長の言葉です。知的障がい者雇用を通じて、「誰でも」が誰かのためになれることを証明しました。人間の究極の幸せとは、誰かのために働くことによって得られるのです。

 

「損得より先に善悪を考えよう」とは、商業界創立者、倉本長治が提唱した「商売十訓」の第一項です。自分の損得よりも、他者にとっての善悪を優先すべきと説いています。それこそが商人の使命であり、利益と幸せはその先にこそあると倉本は言います。

 

需要と供給を手玉にとって利ざやを稼ぐのが「商売人の性」と言われます。しかし、その先には誰の幸せも待ってはいません。自分の利だけに執着する商売人を卒業しましょう。他者の喜びを優先することで自己実現をめざす商人の道を歩もうではありませんか。あなたには、それができるはずです。

 

【今日の商う言葉】
商いの目的は
儲けではなくお客様満足
その目的の先にこそ
皆が幸せになる繁盛はある

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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