利益の使いかた
本当の商売はとは何でしょうか? それは一品売るごとにお客様の喜びや満足が長く続く特質を持っています。しかし、金儲けにはこのような喜びや満足を相手に与えることはありません。そこに商売と金儲けの大きな違いがあります。さて、あ …
本当の商売はとは何でしょうか? それは一品売るごとにお客様の喜びや満足が長く続く特質を持っています。しかし、金儲けにはこのような喜びや満足を相手に与えることはありません。そこに商売と金儲けの大きな違いがあります。さて、あ …
衣食足りて礼節を知る、と言います。そのもととなった「倉廩実ちて則ち礼節を知り、衣食足りて則ち栄辱を知る」とは、中国古代の政治論集「管子」の一文。人は物質的に満たされて、初めて礼儀に心を向ける余裕ができるといいます。 &n …
「商売とは、売って喜び、買って喜ぶようにすべきである。そこに喜びがなければ商売とは言えない」。江戸後期の農政家、思想家、二宮尊徳の言葉として知られています。 このとき「売って喜ぶ」とは何を意味するのでしょう …
一人ひとりのお客様に誠実であり、親切であるということは、樹々がその枝の一本一本に美しい花を咲かせるようなものです。いずれは花の跡に繁盛という実が成熟し、その果実の芯には必ず儲けという種が含まれています。そして、その種から …
他店より高く売るには勇気が必要です。競合店より良い品を扱うためには努力がいります。競合店と同じ商品を安く売っても経営が成り立つには、相当の自信が必要です。無理して安値で売るのは見せかけの安売りにすぎず、本物の商売ではあり …
「人手が足りない」という言い方をしたことはありませんか? 経営者の中には、本来は事業の大切な協力者である従業員を「人手」と呼び、生きた道具くらいにしか思っていない人がいるものです。「賃金を払っているのだから、どう呼ぼうと …
繁盛は、お客様との間に心の結びつきをどれほど深くつくれるかによって決まります。資本、設備、経営技術などによって繁盛が決まるわけではありません。それ以上に大切なのは「お客様のための店」という精神が、店の隅々にまでにじみ出て …
本当の愛というものは人を偽らないものです。そして、何者にも負けない強さを持っています。正しい商売はこの強い真実に輝いた愛情の上に立つものでなければなりません。 家庭で家族を愛するように、店でお客様を愛しまし …
商業界創立者であり「昭和の石田梅岩」と呼ばれた経営指導者、倉本長治がこの世を去ったのは1982年1月29日、享年82歳のときでした。それから間もなく40年。倉本が創刊した「商業界」も休刊となり、はや2年。 …
企業信用調査会社、東京商工リサーチによると、2021年の企業倒産(負債総額1000万円以上)件数は6030件(前年比22.4%減)。1990年(6468件)以来の6000件台で、2年連続で前年を下回りました。コロナ禍の各 …