新規開業する業種の中でも、カフェはその開業数と廃業数の多い“多産多死”の業種として知られています。そうしたなか、創業50年を超える個人経営の喫茶店があります。
茨木県ひたちなか市、駅から徒歩7、8分。大都市でも県庁所在地所在地でもないところで年商およそ13億円。スターバックスやコメダ珈琲店をしのぐ“高くても売れる店”なのです。
『20年続く人気カフェづくりの本 茨城・勝田の名店「サザコーヒー」に学ぶ』は、飲食店という業態にとどまらず、多くの個人商店の経営に役立つヒントがあります。たとえば、「個人展が学ぶべき常連との付き合い方」「人気店に共通するのは現場主義と本気の深堀り」など目次には、興味深いコンテンツが並んでいます。
本書では、強さの理由の一つとして“3現主義”が挙げています。現場・現物・現実、この3つの“現”にいかにこだわるか、それが個人経営の強みとなるとはサザコーヒーの経営者の言葉です。
これをあなたの商いに置き換えてみてください。そこにヒントがあるはずです。