笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

他店より高く売るには勇気が必要です。競合店より良い品を扱うためには努力がいります。競合店と同じ商品を安く売っても経営が成り立つには、相当の自信が必要です。無理して安値で売るのは見せかけの安売りにすぎず、本物の商売ではありません。

 

安さを継続するには、つつましい無駄のない経営が伴わなければ成立しません。その点では、他店より高く売るためには、ただその勇気があれば足ります。しかし、競合店よりも品質のよい品を売るには、勇気だけでは足りません。最上が何であるかを知るために、なみなみならぬ努力が必要です。

 

最上を知りましょう。そこに込められた価値の尊さを理解しましょう。その理解なしで他店との価格競争に一喜一憂するところに、商売の成長はないでしょう。価値を誰よりも理解してこそ、その価値を伝え続ける覚悟が生まれます。

 

まがいものが幅を利かす中で、価値を知ってもらうには努力がいるでしょう。商売に限らず、努力を伴うものほど人間にとってやり甲斐のあるものはありません。それをやりとげたときこそ達成感に満ち、壮快です。商人の喜びは、そういうところにあるのです。

 

【今日の商う言葉】

最上のサービスとは

高価なものだと

知って初めて

安売りに対抗できる

この記事をシェアする
いいね
ツイート
メール
笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

新刊案内

購入はこちらから

好評既刊

売れる人がやっているたった4つの繁盛の法則 「ありがとう」があふれる20の店の実践

購入はこちらから

Social Media

人気の記事

都道府県

カテゴリー