笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

今日、書棚から取り出して、あらためて読んだ一冊の本。そこに皆さんに伝えたい文章がありました。

 

著者は全米でもっとも成長率の高い小売企業の一つであり、オーガニックスーパーのフロントランナー「ホールフーズマーケット」の創業者。同社は2017年にAmazon.comに買収されましたが、無農薬&無添加のオーガニック食品を広めた功績は今も輝きを失っていません。

 

日本語版書名は『世界で一番大切にしたい会社——コンシャス・カンパニー』。原題は『コンシャス・キャピタリズム』、意識の高い資本主義という意味です。

 

「人生で最も重要な日を二つ挙げるとすれば、それはいつだろう」とは、文筆家のリチャード・ライダーのものとして56ページにある一文です。

 

一つ目として挙げられるのは「誕生日」です。生命の誕生はすべての出発点ですから、納得できるものです。

 

では、もう一つは? いくつか重要な日が思い浮かびますが、どうもしっくりこない……。初めて読んだとき、私は答えられませんでした。

 

リチャードの答えは「自分が何のためにこの世に生を受けたかに気づいた日」でした。だれもがそのような日を経験するとは限りません。しかし経験した人にとっては、その日は人生の大きな支えとなると著者は続けます。

 

「日々の生活や仕事がそれまでとは違って見え、『自分の中にはこれほどのエネルギーとひらめきが隠れていたのか!』と感じるほどの力を引き出せるようになる。仕事が真の意味で充実し、満足と喜びの源泉となる」

 

いろいろなことを考えさせてくれる一冊です。自分が何のためにこの世に生を受けたか気づいた日を、あなたは憶えていらっしゃるでしょうか。

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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