淡々と商いましょう。商いとは、毎日同じことの繰り返しです。毎日同じことを繰り返すからこそ、気づくことがたくさんあります。その気づきの中にこそ、あなたの商いを磨くヒントはあります。
ただし、思考を止めた惰性で行ってはなりません。今日に本日開店の朝と同じ気持ちをもってお客様を迎えましょう。開店前、店前を掃き清めるとき、お客様の気持ちを想像してみましょう。あなたの店は、その人の目にどのように映るでしょうか。
「もの喜び」という言葉があります。ちょっとした人の愛情や親切に気づき、それに感動と感謝できることです。とはいっても、愛情や親切がそのまま存在はしません。わずかな所作や言葉、設えの中に、その人の真心を認められる感受性が必要です。
もの喜びは、無償の愛を受けることで養われます。商いは物とお金を交換する行為から離れることはできません。しかし、その行為の中に無償の愛を添えることができる営みなのです。そんな愛の表現を日々の商いの中で淡々と続けましょう。
このとき自分の名を押し出し、見返りを求めてはなりません。自分以外の人のために何かしようとするところに人間の本質があります。商人とは、人間です。商いとは、もの喜びできる心を養う営みのことです。
【今日の商う言葉】
世の中には
金で買えないものがある
商人はそうした愛や真心を
商品に添えることができる