愛とは命の支えであり、他者をおもいやる心の在り方です。真実とは実践されることのすべての正しさです。利潤とは商いに誠実を尽くす経営の技術です。この三位一体から生まれる穢れなき正当な報酬を誇り高く手にしましょう。
本当の商売とは、次の三つの要件を言います。自分のやっていることが真実に徹しているかどうか? 世の中の人に公平であり、親切であり、友愛を持っているかどうか? お客様、従業員、取引先、そして自分にも等しく利益をもたらしているかどうか?
「お客はいつも淋しい」と、商業界草創期の指導者の一人、新保民八は言いました。だから、あたたかさで店を満たすのです。ほのぼのとした故郷のようなぬくもりでお客様の心をあたたかく包みましょう。そうすれば、店は「お客様」という名で呼ばれるすべての人の心の癒しの場となります。
買物という行為を、満足だけで終わらせずに歓喜の場にしていくことが商人の務めです。あなたは、これまで少しでも愛に生きる経営を実践してきたでしょうか? 店を大きくしたり利潤を増やたりすることよりも、大切なことが商いの中にあります。利潤はそれを優先して初めて正しく生まれてくるのです。
【今日の商う言葉】
本当の商売とは
愛と真実と
結果としての利益
それら三位一体で成り立つ