笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

百倍の収穫を得られるもの

一年の計画を立てるならば、年内に収穫できる五穀を植えるのがよい。十年の計画を立てるならば、樹を植えるのがよい。一生涯の計画を立てるならば、人を育てることである。

 

一を植えて一の収穫を得られるのが穀物である。
一を植えて十の収穫を得られるのが木材である。
一を植えて百の収穫を得られるのが人材である。

 

中国古代の思想書『管子』の中の文章として知られています。古人の言葉は人材育成の重要性と、それが一朝一夕ではできないことを教えてくれます。一代ではなく三代を経る歳月を意味しています。

 

目先の損得に惑わされることなく、百年先を考えるのが本当の商人です。百年先を、今このときと同じように大切にできるのが本当の商人です。商いとは永遠のもの、未来のためのものと考えられるのが本当の商人です。

 

そのために、生涯をかけて自らの才と徳を養い続けましょう。それを糧として、肥やしとして、子や共に働く仲間を育てましょう。人を育てるのは人であり、それはどんな事業よりも難しく素晴らしい営みです。

 

【人材育成】
目先の損得に囚われず
自らの才と徳を育て
共に働く人を育てることは
どんな事業よりやりがいがある

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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