笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

三つの「や」を極める

この10年間に売上を4倍に伸ばした企業があります。コロナ禍にあって、その勢いをさらに増したのがアマゾンでした。躍進する同社には、その原動力となる3つの考え方があります。

 

①常に顧客中心に考える
②発明を続ける
③長期的な視野で考える

 

まず掲げるのが顧客第一主義は、多くの企業も掲げる金科玉条です。しかし今、形だけの顧客第一主義も少なくありません。アマゾン創業者、ジェフ・ベゾスは、かつて次のように発言しています。

 

「他社は顧客、顧客と口では言っても、結局ライバルを見て戦略を決めています。それは何も発明していないのと同じです」

 

この言葉のとおり、同社は常に発明を続けています。しかし、アマゾンだけがあれば私たちの暮らしは豊かになるのでしょうか? いえ、人の暮らしはそれほど単純ではありません。

 

①あなたが「やれる」こと
②あなたが「やりたい」こと
③あなたが「やるべき」こと

 

この三つの「や」交わるところに、アマゾンにはできないことがあるはずです。「店は客のためにある」とは、もっと奥が深く、多様なものなのです。あなたならではの顧客第一主義を今日からつくりあげていきましょう。

 

【今日の商う言葉】
鹿を追う猟師は
山を見ないというが
儲けばかり追う商人は
お客様の心を知らない

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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