どこにでもあるモノだけを売るなら、もっとも安く買いたいと願うのは必然です。そうすれば当然のことながら、安く売るしくみと持つ店が有利です。
そのためにこれまで、売場から人を減らし、仕入れ量を増やすために店をこしらえてきました。ならば資本力があり、店数が多いほうが有利でした。
しかし、これからの商いとは、お金では買えない価値をお客様一人ひとりに合わせて、いかに創造するかの営みになります。その仕事に惜しみなく自身の人間性を発揮させ人々の役に立てば、その店がどんなに小さくても、心ある生活者はその店を支え続けるでしょう。
「ああ、この店は私のための店だ」と思ってくださるお客様を一人ずつ増やしていきましょう。それが感動の製造業である商いの本質です。