商売は今日のものではない
永遠のもの
未来のものと考えていい
それでこそ本当の商人なのである
人は今日よりもより良き未来に生きねばいけない
商業界創立者、倉本長治は1961年、第27回商業界ゼミナールにおいて、声を大にして「商売は未来ものだ」と説きました。それからおよそ60年、私は自らの屋号を「商い未来研究所」としました。
「商売をやる」とは社会正義そのものに通じること。その実践には、正、義、愛、善が欠かせず、人間のいちばんあるべきものの発動させる行為です。その商人の道を実践する勇敢な姿は美しく尊いのです。
商売は一時のものではありません。繰り返して人を愛し、人に信じられる商いを続けましょう。それこそが本物です。そして私はそうした「未来」を担う商人の味方になりたいのです。
写真は、32歳で夭折した農民画家、神田日勝の遺作「馬」。ご覧のとおり、未完成の作品です。目指すところは常に先にあり、完成には至らないかもしれません。しかし、それでも理想を目指す精神を感じる好きな作品の人です。