商売に限らず、生きていくことに失敗はつきものです。ただ良いことに、失敗には必ず教訓があり、今後の希望を伴っています。
「失敗」は、どうしても防ぎようなく「起きること」です。一方、同じように使われる「間違い」は、防ぐことができたのに「犯すもの」です。失敗の先には希望や将来があり、「成功」が待っています。間違いは怠惰とともにあり、「後悔」へとつながっています。
失敗は、前向きなチャレンジがもたらす「果実」です。間違いは、不完全な人間ゆえに抱える「負債」です。だから、失敗を恐れない「勇ましさ」を持ちましょう。だから、間違いを改める「素直な心」を持ちましょう。
ノートの右側に失敗を、左側に間違いを書いてみてください。一つひとつを吟味して、丁寧に失敗と間違いを仕分けしてみましょう。どちらも自身の分身のように愛おしい存在だと気づくのではないでしょうか。それらにきちんと向き合うとき、失敗は成功の素に、間違いは成長の糧になるからです。
それでは、さっそく失敗と間違いの棚卸をしてみましょう。さあ、これで新しい船出の準備は整いました。たくさんの失敗を積み上げて成功を目指し、間違いを受けて止め改めていきましょう。自分の人生の主役は自分自身だから、自分の船は自分で漕ぐのです。