「どうして私が継がなくちゃならないんだ」
「俺にはもっと他にやりたいことがあった」
「親父の言うとおりやっても、全然ダメ」
「私の人生、これで詰んだ」
「でも、私が継ぐしかなかった」
こんな後ろ向きなことを思い、独りぼやいたことが、あなたにもあるかもしれません。もし、あなたが今もそんな悔いを引きずったままだとしたら、もしくはそんな仲間が身近にいるなら、あなたに読んでほしい一冊があります。
およそ40年前、今のあなたと同じような環境に置かれ、その先に光を見出せなかった青年がいました。地方の寂れはじめた商店街にある洋品店の二代目。親のコネで入った会社も続かず、ぶらぶらとニートさながらにくすぶっていた、人見知りで自尊心ばかり高い男です。
その人は、今や日本を代表する企業を率い、世界でも指折りの製造小売業をつくり上げました。所得ランキングでは連続して日本トップ。けれど彼の生活は変わらずシンプルで、その喜びは自らの商いを通じてお客様に喜びを届けることにあります。
柳井正。
服を変え、常識を変え、世界を変えていくことをめざすファーストリテイリングの創業者です。彼が唯一の「座右の銘」と大切に守り続ける教えがあります。
新著『店は客のためにあり店員とともに栄え店主とともに滅びる』では、そんな言葉の結晶を選び、わかりやすくあなたに届けます。人は幾つになっても、本物と出合えば変われるものです。
ただし、諦めなければ。