笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

あなたは「顧客」をどのように定義しているでしょうか? そこにこそ、その経営者の経営観が表れます。あなたにとって客様は目先の利益を得る手段でしょうか? それとも、明るい未来を共につくるために価値観を同じくする友人でしょうか?

 

かつては「業界」の動きに敏感であることが繁盛の要件でした。売れ筋を誰よりも早く手に入れ、それを売りさばくだけならそれで十分でした。しかし、大量生産、大量消費が成り立たない現在、業界に正解はありません。顧客に軸足を置いてこそ、明るい未来を見つけることができるのです。

 

ライバルではなく、顧客に集中しましょう。商いにとって最も大切な存在は「顧客」そのものです。そこにこそ独自性の厳選があり、明るい未来があります。同じ業界の競合相手を気にするより、あなたの店を訪れる顧客に集中するべきです。

 

そして、顧客は2種類に分けられます。すでにあなたから購入したことのある「現在顧客」。まだ叶っていないけれど、出会うべき縁のある「未来顧客」。商いとは現在顧客との縁をあたため、未来顧客との縁を結んでいく営みにほかなりません。

 

商いの本質は一人ひとりに、売るところにあります。このとき、売れる数や量よりも、その売り買いの内容をおろそかにしてはなりません。売る者と買う者の人間どうしの心の交流が、数や量の前に忘れ去られてはなりません。

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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