笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

店はメディア、店はステージ

店とは、商人その人自身の写し鏡であって、その人以上でも以下でもありません。そして商人とは、商品を通じて顧客に“希望に満ちた未来”という価値を届ける存在です。だから店とは思いを届けるメディアであり、商人とは価値を編むエディターなのです。

 

そのとき大事なのは根本と細部。根本とは経営理念、ミッション、最近ではパーパス(目的)といった、あなたがそもそも商いをする理由です。そのとき大切なのは、根本を形にしてお客様に届ける細部、いわば「最後の1cm」です。

 

最後の1cmをつなぐ方法はさまざまです。POPやパンフレット、チラシに盛り込む言葉や画像の場合もあります。売場什器やBGM、ライティング、さらには匂いという“五感”に働きかけるものもです。

 

たとえば、ある店の手拭きには童謡の「やぎさんゆうびん」のしろやぎが描かれています。その店は、自分たちの仕事を「自分たちが「ワクワクするかも」と感じたサムシングを、自分たちにしかできないやり方で編集し、よりワクワクしてもらえるようなパッケージにしてお披露目する」と定義しています。

 

こうした細部のデザイン、こだわり、心遣い。そこに商人の“個性”が表わされていてこそ、伝えたい根本は伝わり、広がっていきます。細部は大事、なぜならそれはあなたの人生そのものなのですから。

 

【今日の商う言葉】
店とは自分を表現する
メディアであり
ステージであり
人生そのものである

この記事をシェアする
いいね
ツイート
メール
笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

新刊案内

購入はこちらから

好評既刊

売れる人がやっているたった4つの繁盛の法則 「ありがとう」があふれる20の店の実践

購入はこちらから

Social Media

人気の記事

都道府県

カテゴリー