笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

1.他店で売れているから
2.仕入先から奨められたから
3.売れそうだから

 

あなたの商品・サービスの品揃えと開発の基準はどれでしょうか。確かにこうした3つの理由で品揃えすれば、目先の売上げは立つかもしれません。事業という生き物の血というべき資金繰りが途絶えれば、そこには死が待っています。だから、生きるためにすべてを否定するつもりはりません。

 

しかし、いつまでそれを続ければよいのでしょうか。売れ筋探しに右往左往し、それが仕入れられないと思い悩めばいいのでしょうか。いくらで売ればいいのかと他店の値札をいつまで気にすればいいのでしょうか。

 

「客の好むものを売るな
客のためになるものを売れ」

 

近江商人の商売十訓のひとつとして有名な言葉です。このとき、そこには哲学があります。何のために、誰のために、商売をしているかという生き方がいるのです。商業界創立者、倉本長治はこう問いました。

 

食うために商売をするなかれ
食うのが目的で生きるなかれ
生きるために食い、商売するために儲けよ
だが、忘れるな
何のために生きるのか、何のための商売か

 

それを自問自答しましょう。

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

「今だから考えたいこと」への2件のフィードバック

  1. こんにちは!
    4月に母を亡くし、母と店を支える…という目標を失い、気分が落ち込んでいるところに、笹井さんからのお便り。元気が出ました。また頑張ってみようと思います。
    本が届きました。拝読させていただきます。
    お体に気をつけて!

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