“変わり者”が目指す未来
「自分が変わっているのではなくて、世の中のほうがおかしい。これまで経済効率優先で日本が捨ててきたものを、あらためて拾っていくのが私の商いですし、お客様への約束です」 「変わり者」と言われながら …
「自分が変わっているのではなくて、世の中のほうがおかしい。これまで経済効率優先で日本が捨ててきたものを、あらためて拾っていくのが私の商いですし、お客様への約束です」 「変わり者」と言われながら …
「両親から贈られたけど、気に入らないからキャンセルしたい」 こんな電話をかけてきたのは、小さなお子さんを持つ母親でした。キャンセルの対象は愛する孫への祖父母からのプレゼントです。同じような電話を何本も受け、 …
「毎日家族でご飯を食べる。お花に水をあげる。こまめにシーツを変える。たまには本を読んでみる。開業にあたって重視したのは、そんなふうに“自分の人生を丁寧に生きる”ということでした。私たちは、お金がたくさん欲しいわけではあり …
「数百円しか売れない日が続いたり、メーカーが商品を卸してくれなかったりと、独立して4年間は赤字続きで、娘にランドセルが買ってやれませんでした。そんなつらいことがいろいろあると、『俺は何のためにこのお店を始めたんだっけな? …
「信用とは、目に見えない商品そのものです。見えないものをつくり上げるのが商人の役割だと思います。ものは残りませんが、つくり上げた信用という価値はいつまでも残り続けます。だから“ものづくりバカ”にはけっしてなってはいけませ …
どんなものにも始まりがあります。どれほど大きな川も、その始まりは人里離れた山奥の一滴のしずくから起こるもの。しかし、一滴のままでは川は成り立たちません。小さな流れが集まらなければいつかはついえるのです。 人 …
日本有数の料理道具街、東京・かっぱ橋で1912年に創業した料理道具店「飯田屋」には、超マニアックで専門的な道具が所狭しとばかりに並び、世界中の料理人と料理好きが集まります。その六代目店主、飯田結太さんには夢がありました。 …