拡大より信頼を選び続けた人
2020年春、大きな転機にいた私に、気さくに声をかけてくださったのが瀬尾正忠さんでした。 セオサイクル本店のほど近くにある事務所。質素なその空間で、何度も向かい合って話をさせていただきました。瀬尾さんは時間 […]
2020年春、大きな転機にいた私に、気さくに声をかけてくださったのが瀬尾正忠さんでした。 セオサイクル本店のほど近くにある事務所。質素なその空間で、何度も向かい合って話をさせていただきました。瀬尾さんは時間 […]
「それ、タイパ悪くないですか?」 「そこまで手をかける意味、ありますか?」 こうした言葉が当たり前のように交わされる時代になりました。タイパ(時間対効果)、コスパ(費用対効果)は現代の共通言語です。忙しい現
商いの現場で、「この店は信じられる」「この人から買いたい」と感じる瞬間があります。価格や立地、品揃えだけでは説明できない、その感覚の正体。それは、日本語が長い時間をかけて磨いてきた「まこと」という一語に宿っているのではな
朝の陸前高田--。店の扉を開けると、焙煎したての豆の香りが、まだ冷たい空気に溶けていきます。湯を注ぐと、ふわりと立ち上る香り。その一杯はただのコーヒーではありません。酒かすで発酵させた「純米酒粕発酵珈琲」は、陸前高田市の
私たちは、毎日無数の判断をしています。仕事でも、家庭でも、「どうするか」を決める瞬間が次々にやってきます。 ところが、どの判断にどれだけ時間をかけるべきか――その基準を持たないまま、すべてを同じように悩み、
小さな店にとって、PRはどこか遠い世界の話に聞こえがちです。人手も時間も資金も足りない。まして専門知識など持ち合わせていない――そう感じている商人は、けっして少なくないでしょう。しかし、本書『片手間PR術』が教えてくれる
朝の開店準備の時間。シャッターを上げながら、店主は今日のシフト表をもう一度見直します。 本来3人で回すはずの売場は、今日も2人。急な欠勤が続き、代わりを頼める人はいません。レジに立ちながら、品出しをし、問い
世界で最も知られた韓国インスタント麺といえば、農心の「辛ラーメン」を思い浮かべる人も多いでしょう。赤いパッケージに描かれた力強い文字。ひと口食べれば舌を刺す辛さの奥にコクが広がり、食べる人の記憶に残る。農心は、この一杯で
「良い商品なのに売れない」 「理屈では説明できない買われ方をする」 商いの現場に長く立っている人ほど、こうした経験を数え切れないほど持っています。行動経済学は、まさにその違和感から生まれた学問です。 &nb
「わかりました」 商いの現場でも、会議でも、研修でも、私たちはこの言葉を頻繁に使います。しかし、その一言の中に含まれる「わかる」はどの程度の深さでしょうか。 売上不振の原因が「わかった」。 お