笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

店とは商人の
修業の道場であり
生活者の信頼と
商人の誠実が出会う場である

 

売るということは、お客様と心を通わせる営みにほかなりません。売上とは、人と人との信頼に基づくふれあいの賜物です。そのために私たちはお客様の心を知らなければなりません。そのために私たちは自分の思いを伝えなければなりません。

 

店がお客様のためにあることは真理です。けれど、お客様が上で、商人が下という上下の関係ではありません。どちらも同じ人間として、対等な立場にあります。お客様という紳士淑女と、商人という紳士淑女が心を通わせあう場が店なのです。

 

同じ人間どうし、信頼を醸成することからすべて始まります。では、お客様の共感と信頼を得るには何が大切でしょうか。それは、お客様を大切な友として遇する心を持つことです。数多くの店がある中、あなたの店に訪れてくれたという奇跡に感謝しましょう。

 

商いは、お金で買えない価値を創造する難しくもやりがいある仕事です。その仕事に惜しみなく努めれば、お客様は儲けという果実を与えてくださるでしょう。その意味で、いまこそ商いは“感動創造業”という本来に立ち返るときを迎えています。誠実やおもいやりという徳に裏打ちされたものでなければ本物ではありません。

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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