笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

買物という営みは
商人への信任の証であり
財布の中のお札は
良い商人を選ぶ投票券である

 

私たちは買物を通じて商品やサービスを手にしますが、それは単なる貨幣と物財を交換するだけの経済行為ではありません。あるときは自己実現のための行為であり、あるときは自己表現の手段でもあります。買物とは、人がもっとも自分らしさを表現できるクリエイティブな行為です。そして多くの場合、私たちは財ではなく意味を購入しています。

 

だからこそ私たちは、誰から買うか、どこで買うかに真剣なのです。信頼できる相手から購入すれば、自身はもちろん関わる人たちに幸せをもたらすでしょう。買物とは、商人に対する信頼と期待を表明する行為です。

 

では、「良い商人」とはどんな人でしょうか? 自分の利益だけを考えていたり、刹那的な繁盛だけを考えたりする人はそれに当たりません。お客様はもちろん、従業員、取引先、地域社会の利益を守り、未来を見据えた上で現在を考えられる人こそ、私たちが生活者として末永く付き合っていきたい相手です。

 

商いとは、消費者に財布を開かせ、商品をバッグに入れさせる行為ではありません。長期にわたって継続するお客様との関係性を築き上げ、その後にそのお客様にとって最も適したタイミングと方法で適正な利益を回収する営みにほかなりません。

 

あなたが商人であることに誇りを持つならば、そんな商いへ一歩でも歩みを進めましょう。その道のりはあなたが生涯をかけるに値するものです。そのとき生じる売上はあなたに対する信任の証であり、利益はあなたが目指す未来への期待の表れにほかなりません。

 

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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