笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

安物買いの銭失い

何かを買おうとするとき、何を基準としているでしょうか。価格? 品質? 機能? デザイン? 買いやすさ? 流行しているから? 買うものによっても、買うときによって、基準に濃淡があることも確かです。

 

しかし、「欲しい」と強烈に心を動かされた後に、財布と相談するのが常です。「安い!」と思っても、欲しいものでなければお客様は財布を開きません。そして大抵の場合、安さに惹かれて購入するとき、買ったことを後悔します。

 

お客様の気持ちになりましょう。迷う理由が「ちょっと高いかな」と迷うとき、その買物は買う価値を持ちます。買う理由として「安いから」が先に立つとき、その買物の買う価値は劣ります。

 

「安物買いの銭失い」という言葉があるように、買物は真剣勝負。買物とは、じつはその人の価値観の表れであり、ライフスタイルの発露です。私たちの務めは、商いを通じてお客様に未来につながる幸福を届けることです。

 

お客様の立場になりましょう。買物とは、勤労の対価を人生の喜びに変える至福の営みです。Good value for Money――自分が金を払って買うかどうかを、常に品揃えの一丁目一番地に据えましょう。

 

【今日の商う言葉】
迷う理由が価格なら
買う価値があり
買う理由が価格なら
買う価値は劣ります

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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