私には夢があります。それは土地に根づき、その地に暮らす生活者の暮らしを心豊かにする店が増えること。企業規模という点から見れば、小さな存在かもしれません。しかし個性にあふれ、店主や店員の人柄、いえ体温が感じられる店です。
巨大店舗やチェーン組織のほうが優れてといるという考えはもうやめましょう。それはまったくの誤りです。それは、小さく精密な時計を大切に修理する職人より、流れ作業によって大量に生産するメーカーのほうが優れていると考えることに似ています。
小さな愛すべき専門店にこそ、高度な技術と知識が必要なのです。こうした店には、単に安いとか便利というより、人間としての真、善、美があります。ただし、小さい店ということだけを誇りにすることも間違いです。小さく、そして光り輝く――それはとても大変な努力を伴う営みです。
そう、私の夢はこうした愛すべき店が、それぞれのまちに根づき繁盛すること。それこそ、暮らしを豊かにします。そんな店になろうと覚悟を固め、努める商人を応援すること。そして、そんな店が街にあふれること。
ひとに笑顔を
事業に未来を
地域に活力を
それが私の夢です。あなたもぜひ協力してください。
【今日の商う言葉】
ご馳走は大皿で食べるより
小さな器のほうがふさわしい
心あたたまる買物は小店で
静かに行われる場合に多い