誠実さと親切
一人ひとりのお客様に誠実であり、親切であるということは、樹々がその枝の一本一本に美しい花を咲かせるようなものです。いずれは花の跡に繁盛という実が成熟し、その果実の芯には必ず儲けという種が含まれています。そして、その種から …
一人ひとりのお客様に誠実であり、親切であるということは、樹々がその枝の一本一本に美しい花を咲かせるようなものです。いずれは花の跡に繁盛という実が成熟し、その果実の芯には必ず儲けという種が含まれています。そして、その種から …
計数管理は商いをする上で大切な指標です。数字を見ないのは、燃料計や高度計のない飛行機を操縦するようなものです。しかし、それ以上に大切なことがあります。しかもそれは、残念ながら数字で測れないものなのです。 善 …
なんとなく心のあたたまる店には、あたたかい心の人がいます。なんとなく心の安らぐ店には、安らかな心の人がいます。なんとなく心の明るくなる店には、明るい心の人がいるものです。店とは、そこで働く人そのものなのです。   …
私たちは互いに諸々の欠点を背負って生きています。人間に完全な人格者がいないように、商店にも完璧な店はありません。けれど、その欠点を恥じることはありません。むしろ恥じるべきは、これといった特徴のないことです。 …
・隣人や友人などへの援助 ・社会福祉施設への慰問や激励、介護、奉仕 ・金品の寄付 ・年少者の教育や指導、非行少年の善導 ・地域活性化事業や地域行事への協力 ・清掃や樹木や草花の栽培による生活環境の美化や環境衛生の保持 ・ …
経営理念とは何でしょうか? 経営学の碩学、ピーター・ドラッカーは「事業の目的は顧客の創造である」と言いました。すなわち、事業を通じて幸せを、暮らしの豊かさを感じる人を増やすことです。 また、ドラッカーとい …
手紙を書くことを日々の習慣の一つにしています。Eメールやメッセンジャーでもいいけれど、手書きの文字には違う魅力があります。そう感じるのは、私のところにもそうしたあたたかい手紙が訪れるからです。 「今日は昨日 …
「積小為大」は、江戸時代の農政家であり思想家の二宮尊徳の教えとして知られています。失敗する人というのは、大事をなそうとして小事を怠ります。大事に気を取られ、やりやすいことに務めないから、結局は大事をなしとげられません。そ …
商いの業は美しいものである――そう謳った男がいました。商業界草創期の指導者、岡田徹です。彼の思想は『岡田徹詩集』という一冊にまとめられ、今も多くの商業者に愛読されています。 その一篇に「今日の仕事は」があり …
世界で初めて衣料品セルフ販売に取り組んだのは、大阪・天神橋筋にあった1坪半の店。戦前は教員として児童を育て、戦後に行商から商いを始めたある夫妻による偉業です。その店は発展して多くの従業員を擁する企業となり、夫人は人材教育 …