一冊の本から地域は再生できる
広島県庄原市東城町。朝、店のシャッターが上がると、最初にやってくるのは本を買いに来る客とは限らない。スマートフォンの操作がわからないと困っている高齢者、進路に迷う若者、何となく話し相手を求めて立ち寄る常連客――。 &nb […]
広島県庄原市東城町。朝、店のシャッターが上がると、最初にやってくるのは本を買いに来る客とは限らない。スマートフォンの操作がわからないと困っている高齢者、進路に迷う若者、何となく話し相手を求めて立ち寄る常連客――。 &nb […]
「この前、友だちを連れてきたんですよ。ここ、いい店だよって」 朝の開店準備をしていると、ふと常連のお客様がこんなふうに声をかけてくれることがあります。この一言に、どれほどの力が宿っているか。今日はその力の正
「ここまでやってきたのだから、今さら引き返せない」 「お金も時間もかけた。やめたら、すべてが無駄になる気がする」 こうした心理状態を、行動経済学では「サンクコストの呪縛(Sunk Cost Fallacy)」と呼びます。
「お客が定着しない」 「以前のように繰り返して買ってもらえない」 いま、多くの商人が同じ戸惑いを抱えています。それはけっして努力が足りないからでも、腕が落ちたからでもありません。私たちが向き合っているのは、
昨日のブログでは「時間はもっとも希少な資源である(Time is the most scarce of all resources.)」と語った経済学者ゲイリー・ベッカーの「時間論」について紹介しました。ベッカーは経済学
朝の店先に立つと、ふと気づく瞬間があります。同じ一日を過ごしているのに、成果を出す人と出せない人の違いは何なのか。どれだけ努力しても時間そのものだけは増えないのに、扱い方ひとつで人生も商いも見違えるほど変わっていく──。
ランチェスターの法則は、第一次世界大戦期にイギリスのエンジニア、フレデリック・ランチェスターが考案した戦闘力の数理モデルです。もともとは兵力や火力の差が戦況にどう影響するかを数式化したものですが、後に経営学者やコンサルタ
師走。日を追うごとに街があわただしさを増し、店も一年の締めくくりに入ります。年末恒例の「大掃除」は、売場だけでなく、心にも必要です。埃を払うように、思い込みや惰性を一つずつ片づける――それが、次の繁盛への第一歩になります
朝のコーヒーを飲みながらSNSを眺めていると、ふと心が和む投稿があります。カードの開封動画に沸き立つ歓声、旅先で“ぬい”を撮る大人たちの満ちた表情、几帳面に並べられたフィギュア棚の写真。そこには、忙しい日常の中でも「好き
朝8時、弘前駅前にざわめきが広がります。氷の張ったトレーの鮮魚の香り、店先に並ぶ旬の野菜、惣菜を包む湯気──。買い物かごを手にした年配客と、子どもを連れた母親がすれ違いながら挨拶を交わします。ここは、市民の暮らしと共に6