魅力的な商人に共通しているのは、前向きな明るさと実践力、そして人に対する旺盛な好奇心。私に、商人には創造と妄想が必要だと教えてくれたのも、そんな商人の一人、Mさんです。
ここしばらく、「客の心を心とせよ」という言葉の意味をあれこれと考えていたときに、Mさんが提示してくれたのが次のサイクルです。
①お客様の事を考える
②お客様の事を知る
③創造と妄想をする
④メッセージを発信する
⑤反応が返ってくる
このサイクルをぐるぐると回す。そうすると、お客さんの心に寄り添えることができる。それが「客の心を心とせよ」という言葉の意味するところの一つです。
このサイクルを見て、私が注目したのが「想像と妄想」の部分。想像を超えて妄想するほどに、お客さんのことを考える。そうすれば、伝えるべきメッセージは自然と生まれてくる。
「妄想は創造の母」なんて言葉はありませんが、こういうことだと思う。Mさん、ありがとうございます。妄想できる商人をこれからも応援していきます。