笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

商人として成功する道は何でしょうか。

 

商人として知らなければならないことは実にたくさんあります。その中でもいちばん大切なのは、商品を知ること以外にありません。

 

自分がよく知らない商品をお客様にすすめることは、一種の不義であり不正にあたります。商人として、その商品に対して責任を持つことができないからです。無責任な商売をするほど、商店の存在を危うくし、自分の仕事をないがしろにするものはありません。

 

お客様に最適な一品を紹介して最良の買い物を演出するのが私たちの仕事です。商品知識なしでは、その役は務まりません。

 

ある商品を仕入れて販売するとしましょう。ところが、その商品が色落ちしたとか、サイズが足りないとか、十分に機能しないとかでお客様が迷惑したとなると、怨まれた上に苦情を言われるのは商品、メーカー、問屋ではなく、お客様に販売した小売店です。ですから、商品を知るということは、商人の自己防衛であるとともに、お客様に対して忠実である証です。

 

商品を知るとは、品質、原材料、用途をはじめ製造の工程、類似品、競合品までを把握することであり、簡単ではありません。ですから、先輩や店主に聞いてもわからないことがあれば、問屋やメーカーに問い合わせることは当然です。

 

そうして初めて商品への自信がつくし、お客様に対して責任ある態度がとれるのです。そうしればお客様から信頼され、成功への道が拓くでしょう。

 

さて、あなたに質問です。

 

あなたは自分が取り扱っている商品について、お客様からどんなことを聞かれても、十分に納得いく説明ができるでしょうか。

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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