経営者になるためのノート
ファーストリテイリングの柳井正さんの著『経営者になるためのノート』を初めて読んだのはもう8年も前のことです。先ごろあらためて読み直してみましたが、そのメッセージはまったく古びることなく、否、今だからこそ読むべき一冊といえ …
ファーストリテイリングの柳井正さんの著『経営者になるためのノート』を初めて読んだのはもう8年も前のことです。先ごろあらためて読み直してみましたが、そのメッセージはまったく古びることなく、否、今だからこそ読むべき一冊といえ …
売場を埋めて広告するために 商品を仕入れてはいないか 品揃えとは本来 商人の哲学の実践である あなたの持つ事業資源は限られているはずです。それなのに、大資本流通業と同じことをしても敵うわけがありません。それ …
利益の多寡は 大した問題ではない 愛と真実に基づくか 否かが重要なのである 私の敬愛する商業経営思想家、倉本長治は「昭和の石田梅岩」と呼ばれた男でした。その梅岩は、士農工商という当時の身分制度下にあった江戸 …
直心の交わり――若い店主から返ってきた言葉は、私の想定を超えるものでした。「じきしんのまじわり」とは、茶聖と言われた商人、千利休が遺した茶の湯の神髄を表すものです。 その店「1 ROOM COFFEE」は店 …
何のために商うのかを はっきりとつかめたなら 誰も本当の商人になれ その道は穏やかで静かだ 1.他店で売れているから 2.仕入先から奨められたから 3.これが一番儲かるから あなたの商品・サー …
お茶席は四畳半 それはいつも行き届くため だから小さな店は隅々までが お客様のためある 一、茶は服のよきように点て(心を込める) 二、炭は湯の沸くように置き(本質を見極める) 三、花は野にあるように(命を尊 …
やりたいことは たくさんあっても 最もやりがいのある仕事は 自分の店の中にこそある 商売のやりがいはどこにあるのでしょうか。金銭上の損得にばかりこだわるのが商人の本分ではありません。それは売り買いのたびにお …
「小売の輪」という言葉をご存じでしょうか。アメリカの経済学者、マルコム・マクネアが提唱した小売業態の進化を説明する理論で、低価格・低コストがその原動力となるというものです。たしかに、価格はいつの時代も商人・消費者双方にと …
苦しさに見舞われたとき 商いとは一生のうちに何人を 幸せにできるかに努める 貴い仕事であることを想おう 「おこるな しゃべるな むさぼるな ゆっくりあるけ しっかりあるけ」は、山口県出身の自由律俳句の俳人、 …
計数は事業活動に欠かせない羅針盤です。計数を顧みない経営は「夜空を目視で飛行機を操縦するような危険行為だ」と、商業界創立者の倉本長治は言っています。 「中小企業実態基本調査」は、中小企業全般に共通する財務情 …