笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

「わかるか、いい料理人は観察力なんだよ。まず大事なのは観察力。何の仕事でもそうだけど、仕事できる人はよく見てる」

 

こう語るのは日本料理店「賛否両論」の店主、笠原将弘さん。自らが培ってきた料理のノウハウを家庭でもできるように解説するYouTube番組「【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道」で、同店の知る人ぞ知る逸品「大根の福神漬け」の作り方を、入店1年目の新人に教えるひとコマでのことでした。

 

 

観察力とは、身の回りの状況や事象を注意深く観察し、変化や違いに気づける能力。観察力を身につけると、やがて洞察力が養われると笠原さんは続けます。洞察力とは、ものごとの本質を見抜く力や、周囲を深く観察して目に見えない部分まで推察する力のことです。こうすると仕事の技量は加速度的に上がっていくことを、笠原さんは自身の経験を通じて語ります。

 

「それでもう一つは想像力。こういうことしたら、こういう結果が起きるかなと考えること。この三つだな、大事なのは」

 

想像力とは、まだ現実には起こっていないものごとや、未来に起こると考えられるできごとを、頭の中に思い描く能力をいいます。これら「観察力、洞察力、想像力が備わったとき仕事において一人前になれる」と笠原さんは、大根の福神漬けの作り方を教えながら新人に語っていました。

 

 

番組はここまでしたが、その先にはあるのは創造力でしょう。創造力とは、新しいアイデアや概念を生み出す能力のこと。既存の知識や経験を組み合わせ、独自の視点で問題を捉え、斬新な解決策を考え出すことが創造力の本質です。「賛否両論」の料理が評価されるのは、この創造力ゆえなのでしょう。

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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