笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

ユニクロのエース店長が毎日していること

ユニクロ銀座店を取材したときのこと。日本有数の繁華街、銀座にある同店はユニクロの中でもトップランクの売上げを誇ります。売上がいいのは立地がいいから? それだけではありません。

 

勤務中に必ず行うことを店長に問いました。そこには、当人が最も大切にしているものが反映されるからです。すると、「店の外に立って、店がお客様からどう見えるかをチェックします」と即答。それを、時間帯を変えて何度もするといいます。それほどファサードは入店率を左右する重要箇所と教えられたできごとでした。

 

〈店舗の「顔」ともいえるファサードは、店頭集客において重要な役割を担っています。ファサードは、店舗が『ここにあります』という存在を示し、その店舗のイメージやコンセプトを伝えるものです。顧客にどのような商品やサービスと提供する店舗なのかを一瞬で伝えなければなりません〉(本書30ページ)

 

売上の上がらない店がまず取り組むこととして、『たった10秒で入店率は決まる! 通行客を来店客に変える「店頭集客」』の著者、村越和子さんは「入店率の強化」を挙げ、入店率が高い繁盛店となるために必要なファサードの条件を5つ挙げています。

 

①何屋かひと目でわかる
②店内の様子がわかる
③遠くからでもわかる
④入口間口が広い
⑤入口周辺の演出をしている

 

いかがでしょうか。あなたの店はいくつ当てはまるでしょうか。ユニクロの店長も、これらを常にチェックしていたのでしょう。顧客視点こそ繁盛の絶対条件です。

 

本書では、看板、のれん、POP、ブラックボード、平台、ディスプレイなど、お客様が店奥に吸い込まれる「売れる売り場」づくりの具体策をビフォー・アフター例とともに紹介。どれも現状に少し手を加えるだけでできることばかりです。

 

全国1万6,500店舗以上を訪れ、4万3,000人以上に売場改善をしてきた著者による渾身の一冊。「客数を伸ばしたい」「集客力をアップしたい」「売上を向上させたい」「販路を拡大したい」と願う多くの商業者に読んでほしい、お金をかけずにすぐできる「リアル店舗販促の教科書」です。

 

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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