笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

3人に1人が65歳以上となり、東京都の人口丸ごとの生産年齢人口が減るといわれる2030年。確実な“危機”が少し先の未来に広がっています。しかし、この危機を文字どおり“危機”と見るか、成長への“機会”と捉えるかはあなた次第です。私たちは今、時代の節目というおもしろい時代に生きています。

 

こうした問題意識から当時編集長をしていた「商業界」で特集を組んだのは2013年2月号、今から10年前のこと。特集巻頭を飾っていただいたのは、近著『現実を視よ』で日本の現状と未来への強い危機感を訴えていたファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんでした

 

インタビューでも日本の現状について憂いを隠さず、「この国を何とかするのは結局、企業家や経営者、商人などの個人一人ひとりだ」と言っていたことを、強く記憶しています。儲けとはお客様の満足の結果として出てくるものであり、事業を通じて世の中を良くし、社会のニーズを満たすことを商人は考えなければならないと、柳井さんは静かに、かつ力強く語ります。

 

彼は、これからの商人に対して二つの心を持つことを説きました。

 

一つは「野心」。
「世界中と競争しているという意識を持つこと。素晴らしい店長、世界的な経営者になろうという野心が必要です」

 

もう一つは「冒険心」。
「商いはベンチャービジネスでなければならない。華僑やユダヤ人などが商売で成功しているのは、冒険心があるからです」

 

先ごろ久しぶりに柳井さんにお会いしたところ、その危機感はさらに増しているように思いました。商いとはその営みを通じて、未来を良い方向へ切り開いていくもの。その使命を自覚したとき、あなたの商いも未来へと続くものとなるでしょう。

 

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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