笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

3月28日に「経済センサス」最新版、令和3年活動調査の卸売業、小売業に関する集計が発表されました。

 

2020年(令和2年)の商業全体の年間商品販売額は522兆6458億円。そのうち、卸売業は389兆3883億円で、産業小分類別にみると、「食料・飲料卸売業」が50兆2359億円と最も多くなっています。小売業は133兆2575億円で、産業小分類別にみると、「各種食料品小売業」が22兆9651億円と最も多くなっています。衣食住のうち「食」が最大勢力です。

 

ここでは、小売業の現在地を確認しておきましょう。

 

【年間販売額】

小売業の年間商品販売額は133兆2575億円(商業に占める割合は25.5%)で、産業小分類別にみると、「各種食料品小売業」が22兆9651億円(小売業計の17.2%)と最も多く、次いで「自動車小売業」が16兆5869億円(同12.4%)、ドラッグストアなどが含まれる「医薬品・化粧品小売業」が13兆293億円(同9.8%)などとなっています。

 

【商品販売形態別年間商品販売額】

商品販売形態別に年間商品販売額をみると、店頭販売が111兆7857億円(小売計の84.7%)と最も多く、次いでインターネット販売が5兆9252億円(同4.5%)、訪問販売が4兆8264億円(同3.7%)などとなっています。

 

【売場面積】

小売業の売場面積は、1億3695万㎡となっています。産業小分類別にみると、「各種食料品小売業」が2480万㎡(小売業計の18.1%)と最も広く、次いでホームセンターなどが含まれる「他に分類されない小売業」が2225万㎡(同16.2%)、「医薬品・化粧品小売業」が1306万㎡(同9.5%)などとなっています。

 

以上、このように紹介してきましたが、あくまでこれは参考値。あなたの商売と直接は関係ありません。モノを基準に業種の動向を調査したものであって、成長業種にも業績の悪い店はあるし、停滞業種にも業績の良い店はあります。

 

お客様自身がまだ気づいていないニーズに目を向けましょう。お客様の立場に立って、その暮らしをより豊かにできる商売に徹しましょう。「店は客のためにある」とはそういうことです。

 

 

 

 

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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