笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

質と量の関係

売上高は? 店数は? 利益高は? 仕事柄、取材ではこんな質問をします。これら「量」は商売をする上で避けては通れない、大切なものさしです。

 

しかし、それだけであってよいはずはありません。ビジネスはもちろんのこと、人間どうしの付き合いにも「質」というものさしがあることを忘れてはなりません。

 

質があって量があり、数があります。質を忘れて、量や数を追求したとき、商いは滅びます。

 

精神、魂、心の在り方こそ商いの本質です。いくら儲かっても、巨大になっても、業界に覇を唱えても、その心が空疎では、商人の本当の喜びはありません。

 

商業の本質は、あくまでも一人ひとりに幸せを売ることにあります。売れる数や量よりも、その内容や人の心のありようが忘れられていては意味を持ちません。質を伴ってこその量は意味を持つのです。

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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