笹井清範OFFICIAL|商い未来研究所

「コロナチャンスを生かして、次に発展しますね! 又、あいましょう!」

 

毎月楽しみに読んでいる、ある店のニューズレターに書き込まれていた手書きのメッセージです。コロナをピンチと見るのではなく、発展へのチャンスと捉える視点に爽快感を覚えました。

 

苦しいときほど、困難なときほど、基本を大切にする。あれもこれもと自分を見失うのではなく、これだけは大切にしたい、そうした基本を常に自分の中の行動基準としましょう。

 

たとえば、次の10個の基本を振り返ってみてください。これは私の基本ですが、ぜひこの機会に基本を見直してみてください。

 

①小さい約束ほど大切にする

小さな約束を守れない人に、大きな約束を果たすことはできません。自分との約束を守る、それが自己肯定感を高めます。このニュースレターの発信者は2005年に創刊以来、自分への約束を実行しています。

 

②少し先を想像する

どんなことにも、その先に人の暮らしや命があることを忘れてはいけません。関係軸、地域軸、時間軸で先を見つめ、人を大切にしましょう。

 

③愛情を伝えよう

コミュニケーションの目的とは対立することではなく、愛情を伝えることです。攻撃よりも協調、対立よりも調和を言葉にしましょう。

 

④人間力を養う

本を読み、音楽を聴き、芸術に親しみ、心に幅と深みを養いましょう。一日に少しだけそんな時間を持つと、昨日と今日では感じられるものが変わってくるはずです。。

 

⑤幸せをイメージする

縁によって花はひらき、恩によって実は結び、幸せはそこにあります。縁をあたため、ささやかでも恩を返すか、送りましょう。

 

⑥シンプルに行動する

すべきことを絞ったほうが、一つひとつを濃く丁寧にできます。危機においては単純に行動しましょう。雨垂れは石を穿つのです。

 

⑦今日と十年後を同じように考える

目の前のことと未来のことを、同じように大切にする視点を常に持ちましょう。なぜなら、商いは未来を良くするためにするものでだからです。

 

⑧挨拶と笑顔を磨こう

「あっ、この人いいなぁ」と思ってもらえたら仕事の8割は成功です。決め手は自分らしい個性です。

 

⑨おいしいものを食べよう

おいしいものを食べる努力が生きる力を養います。おいしいものとは、高いもののことではありません。丁寧につくられたもののことです。

 

⑩幸せにつながる仕事かどうかを考える

あなたの仕事が誰かを幸せにしているかどうか、それを常に忘れないようにしましょう。これからは利他であることが、自分を利する時代です。

 

いかがでしょうか。余裕がないときほど、余裕をつくりましょう。視点を遠くに置きましょう。そうすると、いま本当にやるべきことがはっきりと見えるはずです。

 

ニュースレターは、長崎県佐世保市で老舗鮮魚店による和食店「ふじなが本店」と回転ずし「ふじ若丸」を営む藤永一郎さんの「ほんわか便り」。その名のとおり、ほんわかとした温かいお人柄です。いつもありがとうございます。

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笹井清範

笹井清範

商い未来研究所代表
一般財団法人食料農商交流協会理事

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